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御嶽海が5連敗 大相撲名古屋場所

翠富士(手前)に突き落としで敗れた御嶽海(読売)

 大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)5日目の13日、上松町出身で西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、東前頭3枚目・翠富士(伊勢ケ濱部屋)に突き落としで敗れ、序盤を5戦全敗で終えた。御嶽海にとって初日からの5連敗は、平成28(2016)年の名古屋場所以来で、自身最長。中盤戦に巻き返しを期す御嶽海は6日目の14日、西前頭筆頭の翔猿(追手風部屋)と対戦する。
 2分半余りの長い相撲に勝利への執念をにじませたが、あと一歩及ばなかった。右で前まわしを取り、頭をつけた翠富士の体をどうしても起こし切れない御嶽海。再三の出し投げには崩されなかったが、反撃の糸口が見つからない。最後は、相手の引きの揺さぶりに乗じて追い込むも土俵際でいなされ、前に落ちた。
 翔猿とは過去4勝4敗と五分だが、今年の初場所から御嶽海が3連敗中。