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御嶽海が力なく3連敗 大相撲名古屋場所

琴ノ若(右)に寄り切りで敗れた御嶽海(読売)

 大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)3日目の11日、上松町出身で西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)は、東小結の琴ノ若(佐渡ケ嶽部屋)に寄り切りで敗れた。初日から3連敗となった御嶽海は4日目の12日、東関脇の豊昇龍(立浪部屋)と対戦する。

 左四つでがっぷりまわしを許してしまうと、自分の形で相撲が取りきれない御嶽海。土俵中央で胸を合わせて引きつけ合うも、反撃の糸口をつかめない。先に動いた琴ノ若に上手を切られて両まわしを許すと、そのままずるずると後退して寄り切られた。御嶽海が初日から3連敗するのは平成28(2016)年の名古屋場所以来2度目。
 豊昇龍とは、令和3年名古屋場所での初顔合わせから3連勝の後、一つの不戦勝を挟んで5連敗中。直近の対戦となった今年の春場所では、豊昇龍の力強い寄りに完敗だった。