地域の話題

水無神社一ノ鳥居 石造に

神社から延びるかつての参道に建てられた石造の鳥居(関山公園入り口)

 奇祭「みこしまくり」で知られる水無神社(木曽町福島)の一ノ鳥居が石造に生まれ変わった。大正2(1913)年に再建された木造の鳥居の老朽化に伴い、耐久性を考慮して建て替えた。例大祭初日の22日、完成したばかりの白木のみこしは、この鳥居をくぐって渡御に向かう。

 昭和29(1954)年と平成4(1992)年に補修・修理を施してきたが、近年は根元部分の傷みが激しかった。高さ4㍍で、昨秋から今年5月にかけて、地元の石材店など4社が施工した。
 2日にしゅん工奉告祭があり、宮田利彦宮司(63)は「無事故で立派な鳥居を建てていただいた。感謝したい」とあいさつした。地元の白鳥石材店専務で、神社の祭事を担う水交会の青年部長も務める白鳥俊彰さんは「父と祖父も1基ずつ携わらせていただいた素晴らしい仕事に、自分の代でも関わらせていただけた」と感謝した。