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「甘いよ」露地物スイカ出荷 JA松本ハイランドで始まる

トラックの荷台から露地栽培のスイカを丁寧に降ろす生産者ら

 JA松本ハイランド管内で3日、露地栽培のスイカの出荷が始まった。初日は、農家9戸から、甘みも十分のスイカ約2400玉が松本市波田の共選所に持ち込まれた。
 共選所には生産者のトラックが次々と到着し、荷台から大きなスイカを丁寧に選果機に降ろしていった。200玉を出荷した波田の中村功さん(56)は「スイカ栽培はなかなか気が抜けず苦労するが、喜んで食べてもらえたらうれしい」と話していた。
 試食用に試し切りしたスイカの糖度は12.5度だった。すいか部会の百瀬賢成部会長(61)は「6月中旬以降の寒暖差で甘く育った。おいしいスイカが出荷できる」と笑顔だった。
 地元のスーパーや直売所で販売するほか、東京、大阪、名古屋、福岡の大都市に出荷される。8日からは、同JAあぐり資材センター和田前で「すいか村」が営業を開始する。