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全国のカエラー、縄手通りに集結 20回目の「まつり」にぎわう

オープニングで「かえるのうた」を合唱する“カエル”や来場者

 第20回松本かえるまつり(実行委員会、ナワテ通り商業協同組合主催)は25日、松本市街地の縄手通り一帯を会場に開かれた。全国から「カエラー」と呼ばれるカエルファンらが大勢来場し、スタンプラリーやカエルグッズの購入など20回記念の祭りを思い思いに楽しんだ。



 午前10時の開幕前から、スタンプラリーの受け付けには多くの人が訪れ、列をつくった。大きなカエルのぬいぐるみを背負ったり、カエル模様のTシャツを着たりとカエルに関するファッションに身を包んだ人たちも多かった。群馬県富岡市から両親と訪れた小学6年生の藤井琉君(11)は、母親と祖母が作ったカエルやオタマジャクシのアップリケが付いた緑色のTシャツを着た。「小さい時から何度も来ている。カエル好きが集まって楽しい」と笑顔だった。
 実行委で、祭りの総括を務めた信州大学ボランティアサークル・ボルネットの清水麻由さん(19)=人文学部2年=は、埼玉県深谷市出身で昨年初めて参加した。「地元の方たちに愛されているまつり。全国から訪れる方とスタッフも含め、みんなで楽しみたい」と話していた。
 祭りは、通りに鎮座する「カエル大明神」の祭りとして平成14(2002)年に始まった。新型コロナウイルス禍の中止を経て、昨年再開した。