新平出博物館の将来像 市民に尋ねる えんぱーくに掲示板

塩尻市立平出博物館(宗賀)の老朽化に伴う移転計画にちなみ、同博物館は市民交流センター・えんぱーく(大門一番町)に交流掲示板を設置した。「秘められた可能性」をテーマに、来館者が記入したメッセージカードを、掲示板に貼ってもらう。新博物館の基本構想に掲げる「みんなの博物館」に向けての第一歩として企画した。29日まで。
市の広報紙「広報塩尻」5月号に折り込んだ新博物館のPRチラシのキャッチフレーズを踏まえ、市や新博物館、市民などの「秘められた可能性とは何か」を問いかけた。メッセージカードにはシールが付いており、移転予定地の平出遺跡公園北側を撮影した写真の上に貼れるようにした。
今月8日に設置した。早速「子どもの未来につながる」「子供も大人も楽しめる場所に」「(遺跡公園で)週末にマルシェを開催して」―といった声が書かれたカードが貼られた。
市は令和10年度の開館を目指し、博物館の移転計画を進めているが、市民に浸透していない。博物館の職員・牧野令さんは「移転計画を知ってほしい。交流掲示板が、市民の携わる始めの一歩になれば」と話している。