政治・経済

松本市会議長に阿部功祐氏が内定 副議長は吉村幸代氏

 松本市議会(定数31、欠員1)は7日、申し合わせ任期(2年)の満了に伴う正副議長選挙を行った。議長には最大会派の一つ「誠の会」(7人)の阿部功祐氏(52)=5期目、島立=を、副議長には第3会派「開明」(5人)の吉村幸代氏(71)=3期目、寿台9=を内定した。14日の臨時会で指名推選する。

 議会選出の市監査委員には、もう一つの最大会派「政友会」(7人)の村上幸雄氏(78)=4期目、笹賀=を選出した。
 議長選には阿部氏と、共産党市議団(3人)の犬飼明美氏(66)が立候補した。全議員による単記無記名投票の結果、阿部氏24票、犬飼氏5票、無効1票で阿部氏が選ばれた。
 副議長選には吉村氏と、共産党市議団の塩原孝子氏(65)が立候補し、吉村氏が25票、塩原氏が5票だった。
 阿部氏は投票前の所信表明で、議会基本条例の制定から16年が経過したことに触れ「市民の意見をこれまで以上に政策形成に生かしていきたい。さらなる議会改革を力強く、着実に進める」と述べた。
 吉村氏は「歴史ある市議会の一員である誇りを胸に、女性議員ならではの視点も生かしていく」と語った。