松本の名菓フィギュアに 全5種中二つ 全国であす発売

松本市のいずれも老舗菓子店である翁堂(大手4)の「元祖タヌキケーキ」と開運堂(中央2)の「白鳥の湖」が25日、ミニチュアフィギュアになって全国で発売される。"街の味"として愛される各地のかわいい菓子を題材にした「全国のかわいいおやつミニチュアコレクション」第1弾での登場で、全5種のうち松本の名菓が二つ選ばれた。
元祖タヌキケーキは、パンダケーキとフォーク、皿とのセット。アーモンドのしっぽや頭に乗ったサクランボの砂糖漬けが特徴だ。洋菓子製造を担当する木内靖さんは「元祖はカステラの端を使っており、ふぞろいな形まで再現されている」と喜ぶ。
白鳥の湖は箱缶とクッキー、皿のセット。美しい白鳥の絵が描かれた箱のふたを開けると、包装された白鳥マークの白いソフトクッキーが入っている。営業部の齊藤悠哉さんは「さらに多くの方に知ってもらえる機会になるのでは」と期待する。
フィギュアメーカーのケンエレファント(東京都)が手掛け、菓子や旅、雑貨、暮らしなどをテーマに活躍する文筆家・甲斐みのりさんが監修した。
価格はカプセルトイが500円、ブラインドボックスが550円。カプセルトイ売り場やホビーショップなどで販売される。