地域の話題

地域運動会で住民の絆育む 松本市白板地区で盛大に

世代を超えて綱引きをする住民たち

 松本市白板地区の大運動会(白板地区スポーツ協会、同町会連合会、同公民館主催)が21日、宮渕新橋町会グラウンドで開かれた。生活スタイルの多様化などを背景に地域行事の縮小や見直しを進める地区もある中、参加人数を年々増やし、21回目を数える。未就学児から高齢者まで14町会の約300人が参加し、歓声を響かせた。

 オリジナル種目を中心に7競技があった。町会対抗の綱引き以外は自由参加型をうたい、好きな競技に出場するスタイル。板に乗せたボールを2人1組で運ぶ「大切に運ぼう」には小学生以上の全世代が参加し、必死でバランスを取る選手たちに一喜一憂して盛り上がった。豚汁の振る舞いや、日赤奉仕団の炊き出しもあった。
 平成13(2001)年に始まった。スポーツ協の鶴木規泰理事長(58)は「地域交流には最高の場。世代を超えた会話が生まれる」。発起人の一人、古市昭太郎さん(83)は「ずっと続くように」と話していた。