地域の話題

義仲ゆかりの日義巡る 市民タイムス木曽路ウオークに80人

義仲ゆかりの木曽町日義地区を巡る参加者

 平安時代末期の武将・木曽義仲のゆかりの地や旧中山道を巡る「木曽路ウオーク『ふるさと再発見 中山道・木曽義仲の里を歩く』」(市民タイムス主催)が21日、木曽町の日義地区で開かれた。10~80代の80人が約6キロを歩き、義仲が生き、江戸時代には五街道の一つとして多くの人が行き交った地の往時に思いをはせた。

 5班に分かれた参加者は、義仲について学べる「義仲館」を発着地に、木曽谷の豊かな緑の中を歩いた。義仲の菩提寺・徳音寺や平家打倒の旗揚げの地と伝えられる旗挙八幡宮など4カ所を、ガイドの案内で和やかに巡った。義仲館に到着後、同館のスタッフから、幼少から27歳ころまで木曽で過ごしたことなど義仲の生涯の説明を聞き、希望者は旧中山道・宮ノ越宿周辺も巡った。
 夫婦で参加した吉田春美さん(74)=松本市芳野=は「義仲について知りたいと思いつつ、なかなか訪れる機会が無かった」と興味深そうに見学した。祖母と参加した塩尻市楢川小5年の酒井美森さん(10)は「川などきれいな自然もあって良かった」とほほ笑んだ。
 ガイドは木曽アーツ、木曽路ウォークガイド会、木曽てくてくガイドの会が務めた。