政治・経済

松本・外堀大通りの工事最終盤 対面通行開始は6月末に

拡幅された車道。中央分離帯の先、ほぼ正面の遠方に美ケ原が見える

 松本市が松本城の南・西外堀復元に伴って令和2年度から進めてきた都市計画道路・内環状北線(外堀大通り)の建設工事が、終盤を迎えている。市は対面通行の開始時期を5月末としていたが、松本城交差点の信号機などの調整に時間がかかり、さらに1カ月ほど遅れる見込みだ。

 外堀大通りは松本城の南側に東西方向に建設されている。東端が松本城交差点、西端が大手2丁目交差点の280メートルで、事実上2車線で暫定的に開通させる。以前は両脇に建物が立ち並ぶ幅7メートルの狭い一方通行の道だったが、歩道を含む全幅が31メートルあり、見通しが非常に良くなった。
 南側の歩道は幅4メートルで、植栽帯を含めると全幅5・5メートルで広々としている。通りを西に向かうと北アルプスが、東に向かうと美ケ原が見える。道路の北側では外堀の発掘調査が行われており、石垣の跡が見えてきている。将来、堀が復元された際は目を見張る風景になるだろう。

連載・特集

もっと見る