地域の話題

塩尻の空にこいのぼり 北小野勝弦のいこいの森公園

風をいっぱいに受けて泳ぐこいのぼり

 端午の節句(5月5日)を前に、塩尻市北小野勝弦のいこいの森公園に、こいのぼりの大群が現れた。風をいっぱいに受けた約70匹が気持ちよさそうに泳ぎ、山里を彩っている。

 地元の住民団体・弦成会が地域おこし活動で取り組む恒例の飾り付けで、このほど10人ほどで作業した。公園にある博物館・地球の宝石箱の建物からワイヤを張り、一般家庭から提供を受けたこいのぼりを揚げている。
 弦成会の野村篤会長(68)は「今は勝弦の集落内の家でこいのぼりが揚がることはない。昔ながらの節句を祝い、地域の繁栄も願っている」と話す。大型連休には家族連れの来訪が見込まれ、5月13日まで飾り付けている。