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峠から宿場へ 木曽路歩く ツアー人気 今年も始まる

馬籠峠の一石栃立場茶屋を通り風情を楽しむ参加者(南木曽町)

 中山道の木曽路を複数回に分けてたどるウオーキングツアー「中山道木曽路街道歩き」が今年も始まり、多くの参加者でにぎわっている。今年2回目となった25日は、中信地域などから61人が参加し、長野、岐阜県境の馬籠峠から南木曽町の妻籠宿へ下り、三留野宿手前まで向かう9・5㌔の街道歩きを楽しんだ。

 参加者は、JR南木曽駅を起終点にして、バスで馬籠峠まで移動して歩き出した。木曽路ウォークガイド会(柳川浩司代表)のメンバーによる案内の下、街道の歴史に思いをはせながら歩いた。峠の途中にある休憩所・一石栃立場茶屋のそばでは桜がまだ咲いており、春の趣を味わった。
 ツアーに何度も参加している白川晃さん(77)=松本市=は「木曽路の自然や宿場の風情は、一昔前に帰ったような懐かしさが感じられる」と目を細めた。
 11月まで各回定員40人を目安に計10回開き、希望する回だけでも参加できる。参加費は各回3000円。木曽観光連盟のホームページで詳しい内容が紹介されている。今年から旅行企画・遊山倶楽部フィールダー(大桑村)が運営しており、問い合わせは代表の川内智保子さん(電話090・5057・4645)へ。