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元山雅ユース・高橋佳汰さん(三郷出身) スペシャルオリンピックス日本代表に

太田市長(左)を表敬訪問した高橋さん

 安曇野市三郷出身の会社員・高橋佳汰さん(26)=東京都=が、ドイツで6月に開催される2023年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ベルリンにサッカーの日本選手団の一員として出場する。知的障害のある人(アスリート)とない人(パートナー)が一緒にプレーするチームで、パートナーとしてMFを担う高橋さんは14日、市役所に太田寛市長を表敬訪問し、大会本番での意気込みなどを語った。

 通常の半分ほどの広さのコートで行う7人制のサッカーで、日本選手団は11人(アスリート6人とパートナー5人)のチームで挑む。豊富な運動量で攻守両面に貢献し、両脚からのパスやシュートが得意だという高橋さんは「チームのみんなと楽しみながら勝てれば」と本番を見据えた。
 三郷小学校1年生の時にサッカーを始めた高橋さんは、中学1年生から高校2年生まで松本山雅FCのジュニアユースとユースに所属した。オランダへの語学留学で一度はサッカーから離れたが、いとこがアスリートだった縁もあって2019年スペシャルオリンピックス夏季世界大会アブダビに出場した。
 今月下旬には愛知県で合宿を行い、6月12日に現地に向かう予定だ。高橋さんは「障害者と分ける必要はなく、人と人として接している。差別、区別をしないというところを(大会を通じて)発信したい」と話している。

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