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万能スパイス安曇野版 ラベルに常念岳や水田

安曇野市オリジナルラベルが貼られたご当地ほりにし

 安曇野市の田園風景と北アルプスの写真があしらわれたオリジナルラベルのアウトドアスパイス「ほりにし」が13日に発売された。塩やガーリック、黒こしょうなどがブレンドされた、キャンプ愛好家らに人気の調味料で、各都道府県から1自治体が選ばれる「ご当地ほりにしプロジェクト」にアウトドア・スポーツの聖地を目指す市が参画した。市政策経営課は「市独自の味を作ることも目指していきたい」としている。

 ラベルには残雪の常念岳と澄み渡った青空、それらが映り込む田植え直後の水田などを収めた写真が使われ、ロゴマーク「朝が好きになる街 安曇野」も印刷されている。1瓶100グラム入りで、価格は842円(税込み)と通常の「ほりにし」と変わらない。
 市政策経営課によると、若手職員がプロジェクトへの参画を提案して実現した。「ほりにし」は和歌山県にあるアウトドアショップ「Orange(オレンジ)」が発売してから3年で累計販売200万本以上を記録し、アウトドアスパイスブームの火付け役となった。バーベキューや炒め物のほか信州サーモンのカルパッチョなどにもお薦めだといい、担当者は「家庭でも活用できる」と呼び掛けている。
 安曇野オリジナルラベルの「ご当地ほりにし」は市内でしか買えないことから、土産品としても役立ちそうだ。市内3カ所(道の駅ほりがね物産センター、Vif穂高、まちの駅安曇野ベース)で買い求めることができる。