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トレッキングの季節到来へ 生坂村の大城・京ケ倉絶景も

京ケ倉南側の「馬の背」から西に見晴らす北アルプスと犀川が大きく蛇行する生坂村内(10日、本社ドローンで撮影)

 春本番に入り、生坂村の大城(980㍍)・京ケ倉(990㍍)は、いよいよトレッキングシーズンを迎える。村の東側にびょうぶのようにそびえる険しく雄々しい山々で、山上から西を望むと北アルプスを背景に村内を犀川が蛇行する雄大な景色が楽しめる。

 一帯は、戦国時代に生坂谷を治めた仁科一族の丸山氏が山城を築いたとされる。北側の下生坂方面に大城が、南側の上生坂方面に京ケ倉がそびえる。上生坂・万平の登山口から1時間半ほどでたどり着く京ケ倉南側の「馬の背」は、人のすれ違いが困難なほど狭い尾根道で、東西に視界が開けた一大眺望スポットだ。
 登山道に咲くヒカゲツツジが満開を迎え、23日には春のトレッキングツアーが開かれる。村振興課の鈴木春香さんは「北アルプスの山頂部がまだ雪で白いこの時期が特に美しい」と話す。

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