町村議選 上松、木祖 選挙戦へ 18日告示 大桑は情勢流動的

統一地方選挙後半の上松、木祖、大桑の各町村議会議員選挙は、18日の告示まで1週間に迫った。上松町(定数10)と木祖村(同9)は立候補予定者が定数を上回り、選挙戦となる見通しだ。大桑村(同10)は定数と同じ10人が出馬の意思を示すにとどまるが、「無投票を避けたい」と候補擁立を探る動きもあり、選挙戦になるかは流動的な情勢だ。各町村では立候補者のポスターを貼る掲示板の設置が始まり、選挙ムードが高まりつつある。
上松は、現職10人のうち9人が出馬意思を固め、態度を保留していた1期目・茂澄統一氏(69)=荻原=も10日、市民タイムスの取材に対し立候補の意向を示した。先月16日の説明会に出席した新人2陣営のうち、会社経営・小林信彦氏(34)=本町通り=が10日、取材に対し、無所属での立候補を明言した。もう1人も出馬に前向きで「(事前審査がある)12日までには意向を固める」としている。
木祖は、今回から定数が1減の9となる。現職7人、元職1人、新人2人の計10人が立候補を表明済みで、選挙選に向けて準備を進めている。
大桑は、先月20日の説明会に現職6人と新人6人の計12陣営が出席した。このうち、態度を保留していた新人2陣営が10日までに、市民タイムスの取材に対して不出馬の意向を示した。
上松町では8、9日の2日間、町から依頼された木曽シルバー人材センターの会員がポスター掲示板の設置を進めた。14人分の枠を設けた掲示板を55カ所に取り付けた。6人が3班に分かれた作業に「ぎりぎりの人数で大変だが手は抜けない」と話していた。
立候補の届け出書類の事前審査は、木祖と大桑が11日、上松は12日にある。投開票は23日。