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都市大塩尻高書道部 交流ある日の出保育園 卒園式に大作の書

書道パフォーマンスを披露した都市大塩尻高の生徒と園児

 塩尻市広丘高出の日の出保育園でこのほど、近くの東京都市大塩尻高校の書道部の生徒と年長園児の交流が行われた。書道パフォーマンスが披露され、園児たちはお礼に歌を歌った。部員が手掛けた作品は、24日の卒園式の壁面飾りとして使われる。

 1年生と2年生の部員7人が音楽に合わせ、縦3メートル、横5メートルの模造紙に筆を振るった。「飛翔きぼうにみちたおおぞらに はばたくきみにひかりあれ だいじょうぶだよ じぶんをしんじて まえにすすもう」との応援メッセージを書き上げた。手拍子で盛り上げた望月李愛ちゃん(6)は「書くところがかっこよかった」とし、藤田昊希ちゃん(6)は「きれいな字ですごかった」と話した。
 書道交流は平成31(2019)年3月に始まったが、新型コロナウイルスの影響で休止が続き、4年ぶりに復活した。休止の間も、卒園式を彩る壁面飾りとして同部が書作品を提供してきた。
 今回は、対面で仕上げた作品と、年長児が卒園式で歌う「6才のうた」を基に事前にしたためた作品(縦2メートル、横3メートル)も飾られる。武井彩夏部長(17)は「周りの子を大切に自信を持って前に進んでほしい」と願った。