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大門商店街親子で満喫 塩尻市社協 遊びの場や昼食提供

ドイツ製ストリート・オルガンを演奏してみる子供

 塩尻市の大門商店街で21日、商店をPRしながら子供の居場所づくりにつなげる催し「大門ワクワク親子デー」が開かれた。地域支援活動を行う市社会福祉協議会の主催で、商店主ら有志が遊びの体験や昼食を提供し、親子約40人を楽しませた。

 大門三番町のシフォンケーキ販売店・ピンキーカフェでは、店長の東海林とも子さん=諏訪市=が、店内で音楽パフォーマンスを披露した。来場した親子はドイツ製の自動演奏楽器「ストリート・オルガン」や手作りオルゴールを演奏し、ハンドルを回して音が鳴る仕組みに興味津々だった。塩尻西小学校3年生の古屋菜々さん(9)は「商店街には小さなお店がいっぱいあると分かった」と話した。
 参加者は三つのグループに分かれ、協力店舗の五つの会場を巡った。アロマテラピーの体験やパラリンピックの正式種目ボッチャの競技体験、子供向けの模擬居酒屋や模擬カフェも催され、昼食には「子ども食堂」と称して寄付米を使ったおにぎりと豚汁が提供された。