県議選 投票呼び掛ける大作の書 蟻ケ崎高書道部制作

松本蟻ケ崎高校(松本市)の書道部が25日、3月31日に告示される県議会議員選挙への投票を呼び掛ける大型書道作品を同校で制作した。手がかじかむ寒さの中、はかま姿に素足の1、2年生37人が音楽に合わせて元気に踊り、筆でメッセージをしたためた。制作風景の動画や作品は、ポスターやSNS(交流サイト)の広告になり、啓発活動に使われる。
事前に桜の絵を描いておいた縦4メートル、横6メートルの紙に、「私達には叶えたい夢がある 届け!一票の想い」という言葉を墨書した。部長の2年・齋籐衣桜里さん(17)は「投票に行ってもらいたいという思いで書いた。県議選が終わった後だけれど、4月に18歳になるので、選挙では自分の考えを反映してくれる人に投票していきたい」と話した。
県選挙管理委員会の依頼で制作した。県選管の滝沢裕之書記長は「迫力あるパフォーマンスで、多くの方にメッセージが届くと思う」と期待していた。