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電気バスに木曽の魅力添える 青峰高・矢澤さんデザイン、4月から運行

納車された電気バス。側面に御嶽山がりりしく描かれている

 木曽町の委託でコミュニティーバスを運行しているおんたけ交通(福島)に21日、新年度に初めて導入する電気バスが納車された。車体外観デザインには地元・木曽青峰高校インテリア科2年生・矢澤亜衣さん(17)が関わった。曲線と丸を多用し、木曽の魅力を柔らかに描いたバスは、4月から町内を走る。

 17席20人乗りの段差のない低床バスで、白地の車体の側面に木曽のシンボル・御嶽山が描かれている。桜や紅葉といった四季を感じさせる図案や色味、矢がすり・青海波といった昔ながらの文様をちりばめた。
 木曽病院からJR木曽福島駅を経由する「木曽駒高原線」、「開田高原線」、「三岳・王滝線」の一部(黒沢里宮行)で運行される予定だ。1回の充電で約150キロ走ることができる。
 納車を見守った古幡勝彦社長は「町の中を走るのが楽しみ。国内外の観光客に乗ってもらいたい」と話す。全日制の西林昭隆教頭は「生徒が木曽をイメージして作ったものを地元の人に乗ってもらえるのは本当に感動」と話していた。

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