山形村の団体 農業・食育で絆 共働活動の輪広がる

山形村みどりと環境を守る会、村社会福祉協議会、村公民館など村内8団体が連携した共働活動「スマイルみどりん」が18日、村農業者トレーニングセンター近くの畑で行われた。参加した親子やボランティアら約50人が野菜と花の苗を植え付け、作業後は寸劇を交えた食育の話を楽しんだ。子供が農業に親しむ機会を広げたいと4年前に2団体で始まった活動は、協力団体が増えたことで幅が広がり、農業体験に加え絵本の読み聞かせ、防災、ものづくりなど多彩な企画を展開している。
約20アールの畑で手分けして作業し、サツマイモの苗約200本、トウモロコシの種約400粒を植え付けた。花はマリーゴールドやアメリカンブルーなど約800株を植え、虹をイメージしたデザインの花壇を作った。
4月にあった本年度初回のスマイルみどりんで子供たちが植えたジャガイモが元気に育っている様子も観察した。村みどりと環境を守る会の瀬川秀利会長=上大池=は「みんなが大きくなるように、野菜たちもどんどん成長する。収穫を楽しみにして」と子供たちに呼び掛けた。8月に収穫し日赤奉仕団の協力で調理して味わう。
食育の話は、共働活動の参加団体の一つ「スマイル食育」の女性4人が行い、寸劇で朝食を取る大切さを伝えた。中村眞紀子代表=上大池=は「体をつくる食の大切さを楽しく分かりやすく発信したい。いろんな団体がいるので、お互いのいいところを生かして活動できていると思う」と話していた。