薬草のヨモギ たくさん摘んだ! 松本・中山小で伝統の活動

松本市の中山小学校(宮田恭子校長、102人)は20日、学校近くで伝統行事の薬草集めをした。児童たちは学年縦割りで6班に分かれ、仲を深めながらヨモギを集めた。
班ごとに割り当てられた場所に移動して、土手などに生えているヨモギの葉を摘んだ。児童は上級生に見分け方を教わったり、葉のにおいを嗅いでみたりしながら、次々と袋に入れていた。うれしそうに「いっぱい集まった」と、ヨモギの葉が入った袋を見せ合っていた。4年生の阪本虎徹君(10)は「たくさん集められて良かった」と話し、5年生の戸沢唯我君(11)は「大変だったけれど、頑張った」と笑顔を見せていた。
児童会活動の一環で、夏休みにもオオバコなどの薬草を採集する。今回はヨモギを中心に集めた。採集した薬草は乾燥させて換金し、児童たちの希望を基に、学校の備品購入などに充てる。