教育・子育て

生坂村をもっと知りたい 児童が通年で「いくさか学」

意見を書いた付箋を貼る児童

 生坂村の生坂小学校で、地域の人などから村のことを学ぶ学習「いくさか学」が始まった。1・2年生は連学年で、3~6年生は学年縦割りでグループに分かれて交流を深めながら、1年間学ぶ。

 3~6年生は、児童の希望から「食」「自然」「祭り」「歴史」の四つの大きなテーマを基にグループで学習する。2回目の「いくさか学」の13日は、児童たちはイラストの間違い探しで仲を深めると、希望するテーマごとに集まり、改めて知りたいことと、やってみたいことを出し合った。付箋に書き、模造紙に貼ってまとめた。夢中で書いて何枚も付箋を貼ったり、メンバーと話して思い付いたこと書いたりしていた。「生坂村の起源」、「ブドウの育て方」などの意見が出ていた。
 話し合って学ぶ題材を決めると、9月の中間発表と、2月の最終発表で何を披露するのかや、スケジュールを確認して、いつ頃何の作業をするのかも決めた。祭りグループで6年生の森山灯里さん(11)は「自分では出なかった意見も出て、協力して決められた」と話し、歴史グループで6年生の甲斐澤翔君(11)は「みんなで協力して、うまく動画を作って発表したい」と意気込んでいた。
 食グループは「おやき作り、ブドウ作り」、自然グループは「池づくり」、祭りグループは「赤とんぼフェスティバル、ほたる祭り、オリジナルまつりを作ろう」、歴史グループは「生坂村の今と昔~生坂村の始まり~」を題材に学習する見通しだ。