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この花なんだ? コンニャクでした 豊科郷土博物館で咲く

人の背丈ほどまで伸びたコンニャクの花

 安曇野市豊科郷土博物館で、サトイモ科の植物・コンニャクの花が咲いた。コンニャク芋から作られるコンニャクはなじみ深い食品だが、花が見られる機会はめったにない。人の背丈ほどまですっと伸びた赤紫色の花が妖しげな存在感を放っており、来館者が「きれいというか何というか...」と驚いている。

 市の橋渡勝也教育長が4月に持参した3株で、14日までに2株が花を咲かせた。何とも言えない独特の香りを漂わせており、小バエが誘引されている。同博物館は、1株の仏炎苞に切れ込みを入れて雄しべや雌しべを観察できるようにしているほか、「この植物はなんでしょう?」とクイズ形式にして来館者の興味を誘っている。
 花はまだ数日楽しめそうだという。同博物館は「独特な花の香りと形を見にきてもらえたら」としている。