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勇壮押し絵びな 松本の馬場家住宅で展示

勇ましい押し絵びなが並ぶ会場

 松本市内田の国重要文化財・馬場家住宅で、季節展示「端午の節句」が開かれている。騎馬武者や桃太郎など勇ましい押し絵びなを展示している。6月2日まで。

 戦国時代から系譜が続く馬場家が所蔵する24体が並ぶ。明治時代に創作された「象と象使い」は、東南アジアの象使いと巨体の象がかたどられた異国情緒が漂う珍しい絵柄といい、来館者の注目を集めていた。
 西澤広幸館長は「押し絵びなを飾り、子供の健やかな成長を願う気持ちは今も昔も変わらない」と語る。松本市中央3のベラミ人形店が所蔵する押し絵びなも展示した。
 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。火曜休みだが、大型連休期間中の5月6日までは休みなく開館する。4月からの観覧料無料化を記念し、通常は立ち入ることができない「隠居屋」を公開している。
 問い合わせは馬場家住宅(電話0263・85・5070)へ。