畑作シーズン本格化前に通水確認 管理運営委が朝日で給水栓点検

畑作シーズン本格化を前に、県中信平右岸土地改良区の朝日地区組合員らでつくる朝日地区畑かん施設管理運営委員会が3日と4日、村内の畑地かんがい施設の通水作業をした。村内の農地計約330ヘクタールへ農業用水が行き渡るように農地沿いにある給水栓を点検し、問題なく水が流れてくるか確認した。
3日は西洗馬、4日は古見で行い、委員計約50人、村建設環境課職員、改良区職員が手分けして作業した。村内計2400カ所ある給水栓のうち、ポイントになる栓のバルブを開いて水が流れてくるか確認し、漏水や故障などの異常がないかもチェックした。改良区理事の一人の清沢周司さん=針尾=は「灌水やさまざまな農作業で欠かせない水。事故のないよう安全に作業して」と呼び掛けた。
改良区では4月1日~10月31日をかんがい期間とし、梓川から取水した水が地域を潤す。4月に入ると順次、受益地で通水が行われ、松本市波田では2日と6日に、東筑摩郡内の山形村では6日に作業した。かんがい期間終了後に管を空にする落水作業が行われる。