ボードゲーム部交流広がり8周年 木祖村有志が活動

木祖村の有志でつくる「木祖村ボードゲーム部」が8周年を迎えた。村職員で、同部代表の巣山和寛さん(41)は「ボードゲームには世代を超えた交流の楽しみがある」と話す。イベントを開催したり、小中学校でゲームの魅力を伝えたりと、活動の幅も着実に広がりを見せている。
ボードゲームは複数人でテーブルを囲み、さいころやカードなどを使って勝敗を競う。頭脳を使う戦略的ゲームや簡単にルールを覚えられるパーティーゲームなど、幅広い年齢層が楽しめる多彩なゲームがそろうのが特徴で、新型コロナウイルス禍では「ステイホーム」を楽しむアイテムとして人気が高まった。
同部は「笑顔あふれる村づくりの一助に」と平成28(2016)年11月に活動を開始した。令和3年2月には村の公民館サークルに「格上げ」となり、さらに活動が安定した。放課後児童クラブや中学生が住民と学び会う体験学習「すくすく大学」にも活動の場を広げ、地域や世代を超えた交流を促している。
活動の場は村内にとどまらず、11月末には、8周年の節目に合わせた催し「世界のボードゲームを遊びつくそう!」を南木曽町で開いて盛況だった。巣山さんは「ゲームの魅力をより多くの人と分かち合えるよう活動を継続していきたい」と話している。
定例会は毎月3回開いている。問い合わせは村ボードゲーム部(電子メール=kisogame8282@gmail.com)へ。