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ヤクルトの赤羽由紘選手 母校のウェルネス高で後輩激励

母校ウェルネスの野球部の激励に訪れた赤羽選手(右)

 プロ野球・東京ヤクルトスワローズの赤羽由紘選手が21日、筑北村を訪れ、母校の日本ウェルネス長野高校の硬式野球部を激励した。同部の練習拠点、やすらぎスポーツ広場野球場で後輩たちと対面し、寒さ厳しい冬の努力が「必ず来シーズンに生きる。冬を乗り越え、甲子園に出場してほしい」とエールを送った。

 1、2年生の部員や内山義彦監督、太田守彦村長らが出迎えた。球場に整列した後輩たちに赤羽選手は「冬こそライバルに差を付ける期間。厳しい季節だがしっかり自分と向き合って」と話した。内山監督は、赤羽選手の同校1期生時代を振り返り「体づくりの約束を最後まで通し、なせば成るの典型だった。現役部員は背中を追ってほしい」と語った。
 太田村長は「一軍で活躍する姿は村の励み。後輩の希望」と赤羽選手を激励。2年生の野本塁主将は「自分たちと同じグラウンドからプロ野球選手が出たことは本当にすごいと思う。負けずに頑張りたい」と力を込めた。
 赤羽選手は多忙なスケジュールを縫って、毎年激励に訪れているという。部員から試合や練習の心構えについて尋ねられ、丁寧に答える場面もあった。