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夜の滑走路、歩いてワクワク 松本空港のイベント好評

滑走路末端灯を写真に収める参加者

 夜の県営松本空港の滑走路を歩いて巡る「ナイトランウェイウォーク」が26日、開かれた。150人を超える申し込みから抽選で選ばれた22組50人が参加し、普段は立ち入れない滑走路で夜闇に浮かび上がる灯火設備の光に心をときめかせた。

 午後7時の運用時間終了後、2班に分かれて滑走路に入り、南半分約1キロを往復した。滑走路の位置などを示す灯火設備を点灯させ、空港職員がそれぞれの機能を説明した。滑走路端部の位置を示す滑走路末端灯は、外側が青、内側が赤に光り、参加者はステージライトのような幻想的な明かりを写真に収めていた。松本市波田から友人と2人で訪れた会社員・大石昭弘さん(60)は「歩いてみて滑走路の広さを感じた。灯火設備の明かりがきれいで楽しかった」と話していた。
 県営松本空港に興味を持ってもらおうと、空港活性化活動をする松本青年会議所(JC)と県空港管理事務所が初共催した。同JC空港活性化委員会の飯島圭祐委員長は「イベントを通して空港の可能性を感じてほしい」と話していた。