衆院選 秋冷えの休日 各候補は市街地で訴え
27日に投開票される衆議院議員選挙は20日、選挙期間中で唯一の日曜日を迎えた。長野2区(松本市、安曇野市、東筑摩郡など)と4区(塩尻市、木曽郡など)、比例北陸信越ブロックの各候補者は肌寒い天気の中、人出が多い大型商業施設の周辺に繰り出し、幹線道路で街頭演説をして支持を訴えた。
2区の3候補は大票田の松本市、安曇野市を回った。
ある候補は松本市を重点的に遊説し、人の多い商業施設に的を絞った。「遊説で多くの人に訴えることを重視したい」と話し、人口の多い南松本や平田の住宅街などを選挙カーで回った。
別の候補は安曇野市に狙いを定め、住宅街を回る作戦に徹した。土地勘のあるスタッフが選挙カーを先導し、「1人でも多くの有権者に声を届けたい」と細い路地まで入った。
もう1人の候補は「選挙前からずっと続けてきたスタイルを休日でも貫きたい」と話し、安曇野市でつじ立ちと手振り、夕方は人が集まる松本駅前で街頭演説をした。
与野党の一騎打ちとなっている長野4区の2陣営は住宅地や店舗近くなどで遊説に駆け回った。両候補ともにスーパーやホームセンター、市街地など不特定多数の人たちが集まる場所で街頭演説をセッティングした。
ある陣営の幹部は「選挙戦は残り1週間。手を緩めず、やるべきことを着々とやっていく」とし、別の陣営幹部は「投票先を決めていない有権者も多く、残り1週間でどう支持を伸ばすかが鍵になる」と力を込めた。