かりがねサッカー場(松本市)の人工芝張り替えへ 12月から来年3月閉鎖

松本市は本年度、同市惣社のかりがねサッカー場の人工芝グラウンドで芝の張り替えをする。平成27(2015)年の開設時に張られた現在の人工芝は傷みが激しく、けがの危険がある状態だった。12月~来年3月の間グラウンドを閉鎖して改修工事に取りかかる。
同グラウンドは縦77メートル、横112.6メートルで面積は8670平方メートル。松本山雅FCのユースチームなど、主に地元中高生の練習で使用され、同FCのトップチームが練習で使用する天然芝グラウンドの隣にある。現在は厚さ23ミリの発泡ポリエチレン製アンダーパッドの上に、耐候性のある長さ55ミリのポリエチレン製ロングパイル人工芝が敷かれている。耐用年数は約10年だが、グラウンドは平日の日中以外はほとんど利用予約が埋まり、使用頻度の高さから劣化が進んでいた。改修でこれまでと同規格の人工芝に張り替える。
週5日グラウンドを利用する松本山雅U―18には傷んだ芝に足を引っかけて骨折した選手もいたといい、18歳の選手は「早く張り替えてほしいと思っていた。新しくなれば助かる」と話した。
グラウンドは令和10年度に県内で開催される国民スポーツ大会(国スポ)で、サッカー競技の練習場として利用される予定だ。本年度の市一般会計補正予算の国スポ関係施設改修事業費約1億5000万円を充てて工事を行う。市スポーツ施設整備課は「子供から大人まで大勢に使ってもらっている施設。引き続き安全に使ってもらえるようにしたい」としている。