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ウェルネス長野高が野球部の屋内練習場検討 筑北村スポーツ広場北が有力

野球部屋内練習場の建設が検討されているやすらぎスポーツ広場野球場(右端)北隣の村有地

 筑北村西条の日本ウェルネス長野高校が、村内で野球部用の屋内練習場の建設を検討している。有力候補地は野球部が練習拠点とする坂北のやすらぎスポーツ広場野球場の北隣にある村有地(約530平方メートル)。選手の練習環境充実に向け、村と調整を進めている。

 同校野球部によると、屋内練習場は設置・解体が容易なテント構造を想定。雨天時も投打の練習や筋力トレーニングが可能となる。現在も雨天時は学校体育館や隣接トレーニング施設で練習はできるが他運動部と共用で、野球部の強化に注力する同校は専用施設を待望していた。野球場周辺での大雨など天候激変時の退避所機能も想定する。学校法人内で検討中で、建設時期は未定だが、野球部は「選手強化のためより良い練習環境は必要不可欠。計画がまとまり次第、早急に建設・運用したい」と期待する。
 村は20日の村議会全員協議会で進捗状況を報告した。貸し付けを想定し「工事着手前のしかるべきタイミングで賃貸契約を締結したい」と前向きな姿勢を示した。議員からは周辺村道の交通の安全確保や施設の他団体利用について要望が挙がった。