バレルサウナ 赤沢に設置 上松町 ヒノキ製 休養林で今秋から利用

上松町地域おこし協力隊が今秋の使用開始を目指し、赤沢自然休養林でたる形の空間でサウナを楽しめるサウナルーム「バレルサウナ」の設置作業に取り組み始めた。森林浴発祥地としても知られる休養林のブランドを生かした観光資源に磨きをかけようと設置を決めた。
園内でも火気の使用ができ、木立に囲まれ、近くに小川がある旧バーベキュー(BBQ)場に1基新設する。総ヒノキ製で、長さ3・8㍍、幅2・1㍍、高さ2・1㍍の6人用。県地域発元気づくり支援金を活用して購入した。
休養林では昨年度から、BBQ場一帯を活用したテントサウナの体験会が定期的に開かれてきた。すでにリピーターが生まれ、10人ほどの参加者がいるという。常設するバレルサウナは、開催のたびに設置しなければならないテントサウナよりも手間が省け、より多くの人を受け入れることができる。
8日、一足先に協力隊員6人がバレルサウナの組み立て作業をした。事業を主導してきた宮原未来さん(36)は「地元住民の思い出の場所であるBBQ場をサウナで盛り上げていけたら」と話している。
20日は、町民を交えたバレルサウナの内装や付属するデッキなどを組み立てる作業があった。24日午後1時からはサウナグッズの一つ「ヴィヒタ」を手作りするワークショップ(参加費1000円)が行われる。駐車料600円が必要。申し込みは町企画財政課(電話0264・52・4901)へ。