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特定外来生物オオキンケイギクを駆除 松本市職員が奉仕作業

歩道脇に広がったオオキンケイギクを抜き取る職員

 河川や道路の管理に携わる松本市職員約70人が8日、同市島内の梓川堤防と周辺道路で、特定外来生物の多年草・オオキンケイギクを駆除する奉仕作業をした。場所によっては花畑のように繁茂しており、分布拡大の勢いを少しでもそごうと、1株ずつ抜き取った。

 環境エネルギー部と建設部の職員が、あずさ運動公園近くの梓川右岸堤防と、国道147号アルプス大橋東側で、1時間半ほど作業した。早朝だったが日差しは強く、汗を拭きながら株を抜き、袋に詰めていた。
 奉仕作業は当初、アレチウリの駆除を目的に平成18(2006)年度に始まったが、オオキンケイギクが目立つようになり、ターゲットを切り替えた。オオキンケイギクは非常に繁殖力が強く、在来の野草を駆逐し、景観を一変させる性質を持つという。市環境・地域エネルギー課の担当者・金井悠一郎さん(43)は「数を減らすのはなかなか難しいが地道に続けていきたい」と話していた。