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春耕やっと本格化 天候不安定で農作業遅れ気味

レタス定植前に被覆シートを敷く作業を進める生産者(朝日村)

 晴れて気温が上がった30日、松本地域では春耕が本格化する様子が見られた。2月以降に相次いだ降雪や、不安定な天候などが影響し、春の農作業は例年より遅れ気味といい、各地で生産者が野菜の定植作業や、定植前の準備、果樹の手入れに精を出した。

 朝日村の畑で作業していた男性(63)は、レタス定植前に被覆シートを敷く作業に追われていた。定植は例年より2週間ほど遅れているという。前日までの雨で畑の土には湿り気が残っており「本当はもう少し土が乾燥した状態がいいけれど、遅れを取り戻せるよう進めたい」と話した。  山形村で長芋の春掘りをしていた70代男性は「今年は作業がはかどらず困っていたが、今日は一日中掘り取りができてよかった」と話した。