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色と香り華やかに 安曇野市美術館でバラ見頃

色鮮やかに咲き誇り、優雅な香りで訪れる人を迎えるバラ

 安曇野市豊科の市美術館(旧豊科近代美術館)のバラ園が、花の見頃を迎えた。300種・600本余りが優雅に咲き誇る。美術館は大規模改修に伴う長期休館中だが、バラ園は自由に観賞できる。

 花びらに絞り模様が入った「モーリスユトリロ」や、黄色い小輪をにぎやかに付けた「金蓮歩」などが咲く。香りの良さで人気の「ピンクピース」は、あでやかなピンク色の大輪がひときわ目立つ。
 春先の気温が平年を下回る傾向にあったことから、咲き始めは遅れ気味だったものの、ここ数日の高温で一気に開花が進んだ。清澤栄三館長は「昨夏の猛暑以後、管理に苦労したが、今年も見事」と観賞を呼び掛ける。
 バラの世話をするボランティアの協力で、24日~6月1日を「ローズウィーク」としてバラ苗や山野草を販売する。24日と25日は陶器市を併催する。問い合わせは市美術館(電話0263・73・5638)へ。