政治・経済

旧筑北小学校の給食調理室に漬物ラボ

ちくほくj・UCの給食調理室の一角を改修し近く稼働する「漬物ラボ」

 筑北村坂北の複合施設「ちくほくjumble・ユニバーサルカレッジ(j・UC)」で今春、漬物製造所「漬物ラボ(仮称)」が稼働する。旧筑北小学校の校舎を継承し、同施設を運営している北アルプスの風グループ(安曇野市)が施設内の給食調理室に注目。地場産農産物の漬物を地域の新たな特産品として発信する狙いで、4月から商品開発に向けた試作に取りかかる。

 給食調理室の北側区画を、農産物の洗浄や漬け込み作業を行えるよう改修。下処理室や製造室、殺菌室、出荷室などを備え、農産物の搬入や製品の搬出を同区画単独で行えるようにした。同施設内の障害者支援施設「ちくほくシャインカレッジ(SC)」利用者の就労の場となることも期待されている。
 漬物の商品開発は、「健康」をテーマに管理栄養士・保健師で検討していく方針だ。元麻績村保健師でちくほくSCスタッフの升田久美子さんは「漬物ラボが利用者の新たな仕事の創出に生かされ、施設の魅力向上にもつながれば」と話している。