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「安曇野の職人」テーマ 地域情報誌「AZUMO」 中高生 クリエーター協力

第3号を持って記念写真を撮る中高生とクリエーターたち

 安曇野市の中学生と高校生が市にゆかりのあるクリエーターと協力して作った地域情報誌「AZUMO」の第3号が23日、発行された。「安曇野の職人」をテーマに中学1年生から高校1年生までの7人が天蚕、精密機械加工、左官、時計製造の各分野を取材した。同日に同市穂高の安曇野さんさんハウスでお披露目会を開き、完成を祝った。

 A4判20ページのフルカラーで、中高生が仕事を体験したり、話を聞いたりした内容が写真やイラストを多く使って分かりやすくまとめられている。制作の裏話をまとめた編集後記や、子供たちが市内のお薦めスポットを載せた地図などもあって面白い。
 中高生7人は8月に活動を始めた。市内の企業など4カ所を訪問して取材した。イラストレーター、ライター、カメラマンを役割分担し、完成に向けて取り組んできた。左官と時計製造を取材した穂高東中学1年の生徒は「左官は取材するまでよく分からなかったけれど、冊子を見た人が職人を目指してもらえたら。時計は壊れたからとそのままにせず、長く使ってほしい」と願っていた。
 クリエーター8人でつくる実行委員会は、第3号を6000部発行した。今後、準備が整い次第、店舗や事務所などに置いて無料配布する。