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精巧模型1000点圧巻 松本城下町モデルコレクション始まる

多彩な模型が所狭しと並んだ展示会場

 全国の模型愛好家が集う大規模展示交流会「第5回松本城下町モデルコレクション」が16日、松本市のMウイングで始まった。プラモデルや少数生産のガレージキット、ゼロから個人で作り上げるフルスクラッチなど100人近い参加者が手掛けた約1000点の模型が出展され、来場者を圧倒している。17日まで。

 ガンプラの愛称で親しまれる、アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルや、戦車、飛行機、恐竜、城などさまざまなタイプの模型が所狭しと並んだ。塗装をこだわり抜いたり、他のフィギュアと併せて情景をつくり上げたりと表現は多種多様で、主管するまつもと模型倶楽部の中嶋龍一副会長は「こうあるべきという縛りはない。何をどう作り込んでも自由だからこそ面白い」。
 飛行機模型の"神"と称される松本州平さんらプロモデラー6個人1団体も参加。松本さんは「模型はコミュニケーションツールにも最適。世代も経験も問わず互いの技をオープンにし、情報交換をしてこそ楽しい」と話していた。  同倶楽部などでつくる実行委員会(石澤信彦実行委員長)が模型文化の広がりを願って主催し、出展枠は受け付け開始30分で埋まる盛況だった。17日は午前10時~午後3時半(一般公開終了は3時)。