教育・子育て

思い出胸に学びや巣立つ 松本市内小学校で卒業式

中学校の制服に身を包み、保護者らの拍手を受けて入場する卒業生(島内小学校)

 松本市内の市立小学校28校で14日、卒業式が開かれた。春の穏やかな陽気に恵まれ、6年生は恩師や家族、在校生から祝福を受けて、思い出がいっぱい詰まった学びやを巣立った。

 島内小では153人(男子74人、女子79人)が卒業の日を迎えた。少し大きな中学校の制服に身を包んで式に臨み、担任教諭に名前を呼ばれると「はい!」と元気な声で返し、小松幹校長から卒業証書を受け取った。
 小松校長は式辞で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて活動が制限されるなか、前向きに取り組んだ6年生をたたえ「優しさ、思いやり、いたわりの姿を皆に見せてくれたことは、学校の大きな財産として輝き続ける。健康で自分が納得できる大きな花をこれからも咲かせてください」とはなむけの言葉を贈った。
 在校生代表で出席した5年生は歌と呼び掛けでエールを送り、6年生はお礼に心を込めて歌った。式後は各クラスで学級活動があった。2組では一人ずつ思いを伝え合い、担任教諭が贈る言葉をつづった最後の学級通信が配られ、皆で涙ながらに別れを惜しんだ。

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