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祝アカデミー賞・山崎監督 松本市美術館で特別展示コーナー

日本初の快挙を祝した特別展示「山崎貴監督の世界」の会場

 米国映画界の最高の栄誉とされるアカデミー賞で、松本市出身の山崎貴監督(59)の作品「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」が視覚効果賞を受賞した快挙を祝して、松本市美術館は12日、記念の特別展示コーナーを館内に設けた。「ゴジラ―」のVFX(視覚効果)のメイキング映像や監督のサイン入り「ゴジラ」ポスターなどが鑑賞できる。31日まで。

 VFX映像の第一人者として高く評価された監督のアートの世界を、故郷の松本であらためて紹介しようと企画した。デビュー作「ジュブナイル」で使われた道具「ワームホール発生装置」(瞬間移動装置)や、過去に手掛けた映像作品のデザイン画や絵コンテを組み合わせた「デザインウォール」、昨年に美術館で開かれた展覧会「映画監督 山崎貴の世界」の応援キャラクター「Y―cat」の大型フィギュアなど6組を展示。展覧会のPR用動画の絵コンテは、初披露となる。
 上松町の女性(57)は長女(27)と来場し「山崎監督が手掛けた絵コンテが緻密で細かい所まで描かれていて格好良かった。『ゴジラ―1.0』を見たいと思う」と祝福の思いを込めて話していた。
 時間は午前9時~午後5時(月曜休館)。観覧無料。

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