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雪の中に「黄色い春」 四賀福寿草まつり始まる

雪の中で鮮やかに咲くフクジュソウ

 松本市四賀地区にある国内有数のフクジュソウ群生地で9日、「松本市四賀福寿草まつり2024」(実行委員会主催)が始まった。雪が残る赤怒田の斜面に春の訪れを告げる黄色の花が顔を出し、来場者を楽しませている。24日まで。

 1.5ヘクタールに約50万株が自生している。暖冬傾向で開花は例年より1カ月ほど早く、降雪により足踏みしたものの雪の下で7割程度咲いているという。初日は冷え込みもあり、来場者の姿はまばらだったが、雪景色に咲く様子を愛好者らが写真に収めていた。
 埼玉県桶川市の岡根綾子さん(80)は家族旅行で訪れ、「かわいらしくて大好きな花。雪の中だと趣が違い、とてもよかった」と笑顔で話していた。
 実行委によるとピークは来週末頃で、期間中は週末を中心にキッチンカーの出店がある。問い合わせは事務局の四賀むらづくり株式会社(電話0263・64・4447)へ。

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