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ハーモニック穂高工場の社食に「SDGsめし」 地元産食材を使い企画

大根を丸ごと使ったSDGsめし

 精密減速機など製造のハーモニック・ドライブ・システムズは29日、安曇野市穂高の穂高工場の社員食堂で、SDGs(持続的な開発目標)推進の一環として、葉っぱや皮を含めた大根丸ごと全部を使ったメニュー「SDGsめし」を提供した。今後も安曇野産の食材を使った料理を企画していく。

 大根の身は輪切りにしてバターとしょうゆでソテーした。葉っぱはご飯と交ぜたほか、皮はフリッター(揚げ物)に仕上げた。普段は捨ててしまう部分も食材として活用し、食品ロスの削減につなげる。用意した70食がすぐになくなってしまう人気だった。
 食堂を運営するグリーンハウスは、手をかざすだけで野菜摂取量の多寡の目安が分かる機器を使い、食生活のアドバイスを行うコーナーも設けた。JAあづみの協力で、今後はタマネギやパプリカを使ったSDGsめしも提供したいという。
 ハーモニック・ドライブ・システムズの山﨑俊明総務部長は「企画を通じて食やSDGsの大切さを伝えていきたい」と話している。

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