教育・子育て

"推し活"図書館でどうぞ アイドル/声優/音楽バンド... 塩尻市立図書館で特集展示

「推し」のテーマブックス。来館者の推しが載った本やCDを展示している

 「あなたの推し 教えてください」―。塩尻市立図書館は、自分が情熱を注いで応援するほど好きな人物・物などを意味する「推し」をテーマにした展示を、本館内で行っている。アイドルや声優、音楽バンドなど、来館者の推しが載った本や雑誌、CDを館内から集めた。3月10日まで。

 9人組グループ「Snow Man」の佐久間大介さんが推しの人向けに佐久間さんが表紙の雑誌を、ロックバンド「Mr.Children」が推しの人向けにベストアルバムを並べた。推しの対象は人物に限らず、ミニトマトや刀、北アルプス、松本城など、それぞれの本を集めた。
 来館者がカードに自分の推しを書いて貼り出すと、担当職員・中原彩さんが蔵書を調べ、展示資料を随時増やしている。推しを応援する活動「推し活」に役立つ本や、推し活への理解を深める本もある。
 図書館で初めてテーマブックスとして取り上げた。令和3年に新語・流行語大賞にノミネートされるなど、推し活は若い世代を中心に浸透している。中原さんは「好きで仕方がない、考えるだけで元気をもらえる―。そんな『推し』は若い世代に限らず、老若男女にあるはず。館内を探せば推しの本があることを知ってほしい」と話している。