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初庚申の新春市始まる 浅間温泉 福だるま販売 きょう正午まで

福だるまを購入する住民

 旧暦で60日ごとに巡ってくる庚申の日の、その年最初の日(初庚申)に合わせた浅間温泉新春市が25日、松本市浅間温泉の庚申堂で2日間の日程で始まった。地元の温泉旅館や飲食店などでつくる実行委員会の主催で、初日は福だるまの販売や豚汁の振る舞いが行われた。

 庚申堂は大正時代、中信地域の庚申信仰の総本山として知られる真光寺(松本市梓川上野)から庚申像を分霊し、設置された。初日は周辺地域から家族連れなどが参拝に訪れ、だるまを購入していた。「家内安全」と「交通安全」の文字を住職に筆書きしてもらった「松本だるま」を買った同市洞の男性(70)は「平穏無事に過ごせる平和な一年になってほしい」と話していた。
 今年の初庚申は2月26日。新春市は同日の正午まで開催される。