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夢の実現へ斬新アイデア 木曽 青峰高生が提案 探究の成果発表

JRの初期型接客コートに身を包み〝鉄道愛〟を熱く語った唐澤琉伊さん

 木曽町の木曽青峰高校の森林環境科とインテリア科の1年生47人はこのほど、生徒自身がテーマを決め、それぞれの視点で取り組んできた探究活動の成果発表会を、同町文化交流センターで開いた。「これをやってみたい」「こんな活動ができたらどうか」といった若者らしい斬新なアイデアを、来場した住民に提案した。

 同校は、地域の将来を担う人材育成を目指す県の事業「未来の学校プロジェクト」の実践校に指定されている。生徒たちは1年間、地域で活躍する産業人らと交わりながら考え方や生き方を学び、自分のやりたいことを実践する方法を学んできた。
 動画配信による木曽の魅力発信、空き屋を使った「保護動物カフェ図書館」の開設など、個人やグループで考案したプランをポスターセッション形式で披露した。谷山皓亮さんは、立体造形ができる3Dプリンターで作った南京錠を展示し、注目を集めた。3次元データは鍵の仕組みを考えながら独自に開発したと説明し「将来は半永久的に動き続ける振り子時計を3Dプリンターで作りたい」と来場者に語っていた。