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台風や災害に備え訓練 安曇野警察署の機動隊員が倒木排除やボート操船

聖湖にゴムボートを浮かべて操船訓練に励む安曇野署の若手署員たち

 安曇野警察署の第2機動隊の若手隊員ら8人が23日、麻績村聖高原で災害警備訓練に取り組んだ。台風や地震を想定したさまざまな訓練を実践し、万が一の災害に備え対応能力や相互連携を鍛えた。

 隊員らは、災害現場での救助経験がある災害警備訓練指導員の指導で、要救助者の搬送やロープ結索、チェーンソーによる倒木排除などを訓練した。聖湖ではゴムボートを組み立てて湖面に浮かべ、安全な乗り方やオールの動かし方を実践。隊員たちは息を合わせて湖面を移動し、目標に向けて浮輪を投げ入れる動きを確認していた。
 訓練は、梅雨や夏休みで水難事故が増える夏に備えて河川や湖で行われている。訓練に立ち会った安曇野署の中島稔警備課長は「より実践的な訓練を行うことで対応能力を高め、地域住民の安心安全につながれば」と話した。