地域の話題

スポーツ公園に大型遊具 大桑村が整備 今夏利用開始 滑り台とボルダリング

スポーツ公園に設置が進む大型遊具

 大桑村教育委員会は、殿の村スポーツ公園に新しい大型遊具の設置を進めている。現在はおおむね完成し芝が根付くのを待つ段階で、梅雨明け頃に一般の利用開始を見込む。今まで利用が少なかったテニスコート一帯を、より多くの人が使える場にしようと段階的に行う整備事業の一環だ。

 かつて観覧席があった、高さ2・7メートルの土の盛り上がりを生かす。片面に凹凸をつかんで斜面を登る幅計4メートル、長さ6メートルのボルダリング面を、もう一方に幅2メートル、長さ5・3メートルの滑り台を設けた。芝張りなどを含めた事業費は約2450万円。
 テニスコート一帯は、令和4年度にストレッチ器具8台を整備した。今後は周囲のフェンス撤去などの工事を予定する。野知里浩寿教育長は、近隣自治体からも公園を利用する家族らが多く訪れる中で「自由に安全に遊んでもらえるようにしていきたい」と話す。
 事業は発電用施設のある地域を対象にした、国の電源立地地域対策交付金を活用する。