地域の話題

被災地へ 塩尻から思い込め義援金

全校に呼び掛けて集めた義援金を市に寄託する塩尻中生徒会役員

 塩尻市の塩尻中学校生徒会はこのほど、全校で集めた能登半島地震の被災地への義援金3万471円を、日本赤十字社長野県支部塩尻市地区の事務局の市に寄託した。正副会長が市役所を訪ねて、市福祉課の飯田哲司課長に手渡した。
 市役所を訪れたのはいずれも2年生で会長の佐藤隆寛さん(14)、副会長の宮澤遼さん(14)と水間育実さん(14)。義援金を受け取った飯田課長は「皆さんの善意を赤十字社に渡したい」と感謝した。
 生徒会は今月5~9日、全校生徒305人と教職員40人余に募金協力を呼び掛け、役員が交代で登校時に昇降口に立った。報道で被災地の現状を知り衝撃を受けたという佐藤会長は「何かできることはないかと考えた。みんなの思いが詰まっているので復旧に役立ててほしい」と話した。

 市役所を訪れたのはいずれも2年生で会長の佐藤隆寛さん(14)、副会長の宮澤遼さん(14)と水間育実さん(14)。義援金を受け取った飯田課長は「皆さんの善意を赤十字社に渡したい」と感謝した。
 生徒会は今月5~9日、全校生徒305人と教職員40人余に募金協力を呼び掛け、役員が交代で登校時に昇降口に立った。報道で被災地の現状を知り衝撃を受けたという佐藤会長は「何かできることはないかと考えた。みんなの思いが詰まっているので復旧に役立ててほしい」と話した。

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 能登半島地震で被災した「輪島塗」で知られる輪島漆器商工業協同組合を支援しようと、義援金を募っている塩尻市の木曽漆器工業協同組合は、1月末までに寄せられた201万1000円を同組合に贈った。引き続き、支援を続けるとしている。
 木曽漆器の組合事務局は今月2日に輪島の指定する金融機関口座に送金し、7日には輪島組合の隅堅正事務局長から「心温まる義援金や激励をいただいている。復興を目指し頑張る」との趣旨の電話連絡が入ったという。
 義援金は一口1000円で、組合員のほか一般市民、奈良井宿観光案内所、諏訪市の光学機器メーカー・ライト光機製作所(100万円)などが協力した。輪島の組合員に対し、小林広幸理事長は「ずっと苦しく休まる場がないと思うが、粘り強くいてほしい。当面は義援金の募集を継続し、多くの人に関心を持ってもらい、集められるだけ集めて支援をしていきたい」と話している。